伊那松島を発車、
機関区時代の雰囲気が残る構内に運輸区の看板が目立ちます。
伊那谷もその最上流部に差し掛かり、
列車は高原の河川平野を進みます。
色々なところに色々な「○○新町」がありますが、
ここも当時は新しく開かれた街だったのでしょう。
ウィキによると、かつては利用できる区間に制限があり、
東海道本線浜松-名古屋間の各駅や飯田線の各駅、中央本線上諏訪-塩尻間の各駅と松本駅を発着する旅客のみ利用できたそうです。
なぜそのような取扱いとなっていたかは判りません。
天竜川の向こうにプールが見えました。
が、ウォータースライダーが骨組みだけになっています。
厳冬期の取り扱いなのかな、とも思いましたが、
帰ってから調べたところ2004年から営業していないそうです。
そもそも辰野町の運動公園で1993年に完成したそうですから、
営業期間より廃止されてからの期間の方が長くなってしまっています。
都市部でも施設の老朽化で存続を断念した公営プールは沢山ありますが、
僅か10年ほどしか営業できなかったとは残念ですね。
飯田線の旅も残りわずか。
橋を渡ると辰野駅の場内信号が見えました。
右カーブを曲がり、
左カーブで近付いてくる中央本線の線路と共に構内へ。
物凄く広い構内ですが、線路は少なめ。
昔は貨物発着線や機回し線などが複雑に敷かれていたのでしょう。
昔ながらの国鉄主要駅そのままの雰囲気を残すホームに入ります。
長い有効長は、かつて優等列車が発着していた頃のまま。
飯田線の終点、辰野に到着。
駅名標も、辰野駅を管理する東日本のデザインになりました。
=続く=
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