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買い物を済ませ、
いよいよ373系に乗り込みます。


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運転台とデッキの仕切りは、
確かに「ワイドビュー」の名に恥じない開放的な構造。


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しかし室内から見ると、ほとんどその恩恵は受けられません。
よく373系を評価する時に聞かれるのが「デッキが無い」という言葉。
実際には客室とデッキは分かれているものの、
「仕切りドアがない」という方が正しい造りです。
この列車、とても空いていることが最初から予想できたので
席を自由に選べる自由席を利用するつもりでしたが、
下りの場合先頭が指定席になるため仕方なく指定券を取りました。
ま、閑散期で指定席料金も安いので文句はありません。


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座席は高級感のあるエンジ系のモケット。
テーブルはひじ掛けに内蔵された縦ぷで、
この頃の東海や四国の車両らしく、
跳ね上げタイプのフットレストが装備されています。


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デッキに面した座席にも申し訳程度に小型の固定式フットレストがありますが、
いかんせん狭い足元を更に狭くしているだけのような気がします。
前面展望が望める訳でも無く、
「ワイドビュー」シリーズの最前列席としては異例のハズレ席と言えるでしょう。


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1号車の連結面寄りにはトイレと洗面台があり、
連結面には普通の扉があります。
仕切り壁は通常の2/3位の幅に見えますが、
通路側に張り出したガラス仕切りも固定式で
実際の通路幅は185系と大差ありません。
これなら両開き式の仕切り扉を設け、
普通列車運用の時は開放扱いにする方がよかったのでは、と思います。


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1号車以外のデッキ~連結面間は373系名物のセミコンパートメント。
「伊那路」「ふじかわ」の場合自由席となる車両だけに設備されることとなりますが、
この区画だけは指定席という扱いです。


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ゆったりした座席に大きいテーブルで落着いた喫茶店を思わせる雰囲気。
戸袋の関係で、ドア側の席は眺望は望めません。
願わくば、簡単なガラス仕切りがあればもう少しセミコンパートメント感が出て、
ここまで酷評されることも無かったのでは、と思います。
ただ、グループ利用を前提とした区画売りが必要となるかもしれません・・・


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発車時刻となり、パノラマスーパーの隣をゆっくりと起動。
約2時間半の旅の始まりです。
1号車には私の他に2人の方が乗車、
自由席とセミコンパートメントも賑わっているとはいえず、
各車とも1桁程度の乗車人員のようです。


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豊川、新豊川放水路と続いて大きな橋梁を渡ります。
昨日と同じ進行右側席で、
2つの途中駅には気付きませんでした。


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平井信号場で名鉄との共用区間が終わり、
名鉄上り線の下をくぐって飯田線に入ります。


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付近は豊橋の市街地で、いくつかの駅がありますか特急は通過。
ちなみ前方を見たところ添乗?の助役さんが中央に立ち、
そうでなくても名前負けしている「ワイドビュー」の立場が更に微妙に・・・
先週乗ったリゾート21やSVOでは便乗の方も客室からの展望に配慮している感じでしたが、
こちらは通常の通勤型と同様の感覚なのですね。


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発車して9分、
名鉄線が寄り添ってきて最初の停車駅豊川に到着です。


=続く=






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