ぐうたら鉄雑記

Yahooブログから引っ越してまいりました。 イマイチ行動力が足りない親父鉄の行動記です。

2018年11月

さようなら、関西電力無軌条電車


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最後の来訪記事に進まぬうちに、
関電トロバスが最終日を迎えてしまいました。
少なくとも関東のテレビではほとんど報道されることも無かったようで、
ちょっと残念・・・。


====アルペンルートの続き====


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駆け足で資料館を巡り、ターミナルへ戻ります。
高原バスの乗り場に全く人気が無いのがちよっと不思議・・・。


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で、まだ少し時間はありますが、
先頭の席確保のため先発の便が行ったばかりの改札に並びます。


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今度の便は2両のようです。


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アルペンルートの所定なのか、
ここも発車のおよそ7分前に改札開始。


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しかし、中に入ったところで再び列を作って待ちます。
この便は先行との間隔が短いせいか、まだ大観峰からの便が到着しておらず、
ホームへ上がる階段の手前で暫し待機。


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やがてインバータ音が聞こえ、
通路のミラーにオレンジの車体が写りました。


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降車終了を待ってホームへ入場。
こちらからの乗車は初体験です。


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ホームには3両が停まっていますが、
この便は2両運行のはず。
そして実際に乗ったのは、
先頭車だけで充分乗り切れる人数でした。


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無事展望席を確保。
仕切りの構造が違うため、
関電の300形よりだいぶ開放感があります。


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そして、往路で発車前に撮るのを忘れたこの装備、


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ディーゼルバス時代から存在した途中停留所(駅)、「雷殿」の降車ボタンです。
すでに廃駅となってしまった「雷殿」ですが、
その歴史はしっかり刻まれています。


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すぐに発車時間となりました。
温泉も楽しみそれなりに室堂を満喫しましたが、
やはり短い滞在には違いありません。
本当は一泊できればいいのに、と思いながら帰路につきます。


=続く=







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のんびり小一時間の入浴を楽しみ、
喫煙室を休憩室代わりに火照った体を冷ましました。
私はすでに無縁ですが、
雄大な景色を眺めながらの一服は、愛煙家には至福のひとときでしょう。


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時間はもうすぐお昼。
多彩な食堂のメニューや、洒落た喫茶室での本格ピザも魅力でしたが、
帰路の歩きを考えるとここでゆっくり食事をするのは気が落ち着きません。


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なので、みくりが池温泉での食事は後日の楽しみにとっておき、
今日は余裕をもって戻ることに。


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来た時より更に陽が上り気温も上がっています。
動くと汗ばむようになった気温の中、室堂ターミナルに戻って来ました。


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中国人観光客の合間を縫って、定番の石碑を撮影。


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そして、ターミナルの最上部に移築保存されている雄山神社の旧社殿を見学(参拝?)。


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滅多に来ない室堂です。
何かここならではの物を、と土産売り場を見て回ります。
結局地ビールと、


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本来は弥陀ヶ原ホテルのみで販売のところ、今シーズンの営業終了のためこちらで販売、
というお菓子を買い求めました。


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時刻はお昼過ぎ、
スナックコーナーで牛丼と、名物「さらさら汁」の昼食。
容器や室内は味気ないものの、
料理自体はしっかり満足できるお味とボリュームでした。


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窓から外を見ると、
立山駅で見慣れているハイブリットのセレガが。


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昼食を摂り、帰りのトロリーバスを待つ間に構内の見学。
関電よりだいぶ詳しい、トロリーバスの説明がありました。
来シーズンからは、まさに「日本唯一のトロリーバス」として売り出すのでしょう。
その余命も数年の事と思われますが・・・。


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ターミナルに隣接したビジターセンターへ。
室堂ターミナルの立山高原道路側は歩行者が入れないようになっており、
建物間も渡り廊下のような通路で繋がっています。


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よくあるビジターセンター同様の展示ですが、
その内容や広さは入館無料と思えないレベルです。
惜しむらくは、まったく見学者が居ないこと・・・。


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こういう場所によくある地形の模型、
立体的な位置関係が判るので意外と面白いのですが、
多分そう感じるのは地図好きだけでしょう。


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奥に見えるのが黒部湖、
手前右に見えるのが高瀬ダムの作るダム湖です。
どちらも自家用車で行くことが出来ない深山の湖ですが、
幼い頃に行った高瀬ダム見学会の思い出は息子の記憶にハッキリ残っているようです。

=続く=







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せっかくやって来た室堂、
少しの間、別天地の空気を味わうこととします。
交通ネタは出てきませんが、
暫しお付き合いのほどを。


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ターミナルから緩い傾斜を登るとみくりが池が見えてきます。
その向こうに見える「みくりが池温泉」が本日の目的地。


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抜けるような空を行き交う航空機がはっきりと見えます。
雄大な自然と、幾筋もの飛行機雲が作る景色はまさに天上の世界。


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そして少し下に見える噴気孔が「地獄谷」。
関東では「大涌谷」が有名ですが、
まさに「生きている地球」を感じる場所です。


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ここは地形のせいが有毒ガスが滞留しやすいようで、
地獄谷周辺はもう何年も立ち入り禁止が続いています。


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その地獄谷から引湯している温泉の一つ、みくりが池温泉。
雪の状況によっては本格的な冬山装備が必要な場所ですが、
今日は幸い素人の私でも問題なく辿り着くことが出来ました。


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室堂から徒歩約15分とアナウンスされているこの宿、
私達はのんびり写真を撮ったり、前を行くグループと間隔を空けながら歩いたりしたせいもあって、
20分少々掛かけてやって来ました。
そんな、徒歩でしか来れない場所に有るとは思えない立派な宿です。


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本当は一度宿泊してみたいのですが、今日は700円也を支払い日帰り入浴を。
一応「山小屋」の範疇に入る施設ですが、
設備は旅館そのものです。


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決して広くはありませんが、標高2400mの温泉はやはり別世界。
この時の利用は私達親子だけであり、
雪の山を眺めながら極上の温泉を楽しみました。
=続く=







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アルペンルートの最高地点
そして日本最高所の鉄道駅、室堂。


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トロバスはここでもホーム目いっぱいのところに停車するため、
残念ながら前方からの撮影はできませんでした。


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降車口からターミナル内部に入ります。
立山黒部貫光のエリアでは、黒部ダムでは見かけない配色の案内板が多く新鮮に感じます。


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扇沢はもちろん、地鉄の立山駅ともまた違う雰囲気の造り。


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まだ黒部ダムに向かうには少し早い時間帯ですが、
それでもトロリーバスの改札にはそこそこの列が出来ています。


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待合室から外を見ると、
ピーク時には多くの観光バスで埋まるであろう駐車場が広がっていました。
一般車は通行できない立山有料道路、
停まっている車は業務用車ばかりです。


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まずは散策路へ向かうため、
ターミナルの屋上へ。


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階段を昇り、ちょっと裏口のような雰囲気の場所に上がると、
ドアの外からまばゆい光が差し込んでいます。


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この数日は暖かくて雪が解けてしまったという事ですが、
それでも紅葉シーズン終盤の下界とは全く違う景色が広がっています。


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北側を望めば、
遥か眼下に広がる富山平野が霞んで見えました。


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傾斜地に建つこのターミナル、
屋上が園地の入口となっており、
散策路から登山道へと続いています。
=続く=







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信号場を出て、再び狭いトンネルを走ります。


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幅員は4m位でしょうか、
バスを走らせるのが神業に思うほど狭く感じるトンネルで、
そのせいか直線部は果てしない長さに見えます。


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こういう長大トンネルはもっと直線的に二点間を結んでいるイメージがありますが、
実際にはいくつものカーブで曲がっているルートどりなのは地質の関係なのでしょうか。


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カーブの先に信号が見えました。
室堂駅の場内です。


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リバース分岐を過ぎて更にカーブを進むと、
広くなっている構内が見えてきました。


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右側は操車場になっているスペースのようです。
左側には明るいホームが。


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扇沢と違い全て地下に設備を持っているようです。
この角度で見ると構造が判りますが、
ホームとヤード部分は壁に隔てられています。


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4両分の停止位置があるホームの前まで進みます。
アルペンルートの中心的施設、室堂に到着。

=続く=







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