ぐうたら鉄雑記

Yahooブログから引っ越してまいりました。 イマイチ行動力が足りない親父鉄の行動記です。

2016年12月

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ここは「体験交流施設」というだけあって地場木材を使った多目的施設になっています。


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もちろん「とちの湯」と名前通り、メインは温泉。
宇奈月温泉と同じ黒薙温泉からの引湯ですが、
源泉に近い分宇奈月より濃厚な気分。


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うなづき湖の向こうに黒部峡谷鉄道の列車が見えます。
まう、列車からこの施設がよく見えていたので当たり前ではありますけど・・・。


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入浴の後、だいぶ暗く雨も降っていましたが、
道路から上り列車を撮影。
思っていたような秋の雰囲気ではありませんが、
雨ならではの幽玄な雰囲気になりました。


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撮影の後車を走らせていると、
先ほどの列車に追いついてしまいました。


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少し先回りをして、新山彦橋を渡る姿をもう一度撮影。
これにて本日の予定を終了といたします。


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写真では空がまだ明るいのですが、
実際にはだいぶ暗くなっています。
観光ルートから外れ少し狭い県道が多い道を走り
扇状地から沿岸部に下ります。


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完全に日没となった頃、
宿泊先である、泊の街中にある旅館「城山荘」に到着しました。


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最初は宇奈月温泉か小川温泉にでも泊まろうと思っていたのですが、
秋の3連休とあって計画を立てた時にはどの宿もすでにいっぱい。
魚津や富山のマンテンホテルもいっぱいで、
色々探してヒットしたのがこの宿でした。
あまり観光色の無いこの宿、
温泉でもないし風光明媚な訳でもありませんがクチコミを信じて選んだのが、
結果として大正解でした。
リーズナブルな料金に反して美味しい料理と広い部屋、
何より宿の方の親切な心遣いで旅の疲れをゆっくり癒せます。
地酒も美味しかったのですが、息子と呑めるのはまだ少し先です・・・。
一日の思い出と明日の計画を話しながら、
早めに眠りに落ちたのは言うまでもありません・・・。

さて、
普段ならこのまま2日目の話に続くのですが、
この記事を描いている今日は大晦日。
「パノラマツアー」のタイトルとしては一旦終了し、
年が明けてから改めて2日目の事を記そうと思います。

それでは皆様、良いお年を!

<終>

 

今年もありがとうございました
来年もまた、よろしくお願いいたします

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楽しかったトロッコ体験も終わり宇奈月駅に戻って来ました。
出発時には準備中だった売店にも様々な土産が並び、
今回は車で来ているため量を気にせず色々購入。


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食堂には欅平と同じメニューが同じ料金で並びます。
運搬の手間を考えると、
欅平で食べたほうがお得感倍増?


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駅前の駐車場には観光バスがずらりと並んでいます。
自家用車で来た私も偉そうなことは言えないのですが、
7月の来訪時、箱根湯本駅を小規模にしたような雰囲気かと思っていた予想に反し、
地鉄の宇奈月温泉駅が観光ターミナルとしての役割を担っていないと感じたのですが、
その原因を見た気がします。


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まだ観光客で賑わう宇奈月駅を後に車を走らせます。
宇奈月の温泉街を通り抜けますが、
老朽化した建物や廃業はどこの温泉街でも共通の悩みのようですね。
街路灯のオブジェに、
関西電力と共に歩む温泉街の歴史を感じます。


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対岸に渡り、
黒部峡谷鉄道と並走する道を少し走って宇奈月ダムへやって来ました。


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ここは関西電力でなく国土交通省が管理する多目的ダム。
大規模ダムは必ずと言っていいほど見学施設がありますが、
ここにも立派な施設がありました。


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入口のカウンターは無人でしたが、
嬉しいことに「ダムカード」の配布は忘れられていません。


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さすが、事業主体が「国」だけあって予算もあるのでしょう、
県営の施設より展示が充実しています。


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まだ紅葉には早く、雨模様で少し寂しいうなづき湖。



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手短に見学を終え、湖上に掛かる橋で再び左岸に。
更に車を上流側に進めます。


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対岸に下り列車が見えます。
この時間、一般の下り営業列車は終わっているはずなので工事列車でしょう。


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単機で牽く短い編成。
廃棄物噴飯用の「渓谷美人号」をつないで欅平に向かうのでしょう。
さっき私たちが食べた食事から出たごみもお世話になるのですね。
色々な保守の苦労を思うと、
携わる方々に感謝感謝です。


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湖畔の道は駐車場で終わっており、
ここは黒部川沿いで民間人が車で来られる最上流の場所。
雨は本降りになって来ましたが駐車場から少し歩いて、


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尾の沼体験交流施設「とちの湯」にやって来ました。

=続く=

 

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黒部峡谷鉄道の商売上手な点は、
各駅の売店毎にオリジナルの商品を用意していること。
ここ欅平ではあまり荷物にならない大きさのものが多いこともさすがです。
私もつい買ってしまいましたが、
「ここの土産物って宇奈月からトロッコで運ばれて宇奈月にトロッコで降りるんだよね・・・。」
と息子がポツリ。
まあ、その通りです・・・(´・ω・`)


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出札上の空席状況を見るとやはり天気のためでしょう、
密閉客車の人気が上昇中。


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号車指定のみの自由席ですから、
好みの席を確保しようと思ったら早めに並ばなければられません。
結局そのまま改札前に並び、改札開始と共に乗車ホームへ。
ちょうど下り列車が到着するところでした。


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この列車のリラックス車は、
渓谷の絶景を楽しむべく設けられた肩の天窓が特徴的な2800形でした。
しかし保守の面倒さから量産に至らなかった不遇の車両です。
見た感じ、自慢の天窓も内部から埋められてしまったみたい。


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機回し線には私たちの乗る列車となる編成が待機中。
機関車は虎の子のインバータ車、EDV形です。


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到着した列車が降車ホームに入り切るとすぐ、こちらに転線してきました。


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車両は非常用貫通路が特徴的な3100形。
せっかく一番前に並んでいたのに目指す座席を判断ミスし、
私は戸袋窓の部分となってしまいました。


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乗車が終わると慌ただしく発車。
先ほど列車を見下ろした広場を見上げながら欅平を後にします。


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時間が経つとともに窓ガラスが曇って来ました。
パノラマツアーの疲れや前夜十分とは言えない睡眠時間だったこともあり、
往路ほど精力的には写真も撮れません。
最初の旅客駅鐘釣でもそれなりの乗車があったようです。


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猫又付近では往路で撮れなかった「ねずみ返しの岩壁」を撮ろうとしたのですが、
やはり玉砕・・・。


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雨が強くなると窓も開けられず、
後曳橋も水滴の向こうです。


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ウトウトしたり写真を撮ったりしながら、
あっという間に柳橋まで降りて来ました。


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ラストスパートのこの区間。
線路と並走する道路も出てきて、
宇奈月の市街地が近いことを感じます。


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新山彦橋を渡り、宇奈月駅に到着。
こちらの列車が到着してすぐ、1番線からの列車が発車しました。


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他の乗客が降りたところで車内を撮影。
到着してすぐに機関車が切り離されたようで、
室内の照明もすぐに消灯しました。


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ホームに出てヤードを見ると、
牽引してきたEDV形がすでに引き上げられています。


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そして私たちの乗って来た客車には別の機関車が連結され、
再び欅平に向かう準備が進みます。
この機関車、よく見れば往路でお世話になったEDR33+19のコンビです。

=続く=

 

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雨は止む気配がありませんが、
これも予報通りで想定のうち。
しかし、どうせツアー中は使えないし、
と思って折り畳み傘を一つしか持ってこなかったのは誤算でした。


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天気が良ければ登山者で溢れているであろう広場から下を見ると赤い屋根が見えます。
あれが、欅平に来たらぜひ行きたかった場所。


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温泉と食堂施設の「猿飛山荘」です。


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母屋で入浴料を支払い、入口階段横にある浴室?へ。


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簡単な屋根と囲いに覆われ、
洗い場と脱衣所の区別もあいまいな豪快な温泉。
本来なら熟練の登山者のみに許されていた秘湯を
私たちのような素人が体験できるのですからありがたい限りです。


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私はここで昼食もいいかと思っていたのですが、
息子は欅平駅の食堂で食べたいメニューがあるという事で入浴のみで撤収。
天候のせいかほかに客もなく、
静かに深山の山荘を楽しむ良いチャンスだったのですが、
まあ、雨の中をレインコートで歩くことを考えれば今回は早めの行動が吉です。


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傘をさして散策コースを歩く観光客もそれなりに見られました。


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駅に戻り食堂に行くと、
団体席にスペースを割かれていることもあって相席を探すのもやっとの状態。
(写真は食べ終わったときに撮影したもので、だいぶ余裕が出てきたところです。)


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それでもどうにか席を確保し、息子が食べたかった「昆布じめ刺身丼」。
この秘境で、1000円でこれが食べられるとは超お値打ちです。


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温泉と食事を楽しみ、
最後にもう一度駅前広場に出ると足元を上り列車が走っていきました。

=続く=

 

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貴重な体験をさせていただいたツアーを終え、私たちはヘルメットを返して流れ解散。
お世話になった専用列車には白いヘルメットの第2陣が乗り込みます。


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が、解散の前にもう一つ、最後のサプライズがありました。
ホームにある出入り口から冬季歩道の見学です。
希望者はどうぞ、という事でしたが、
通常は立ち入ることのできない冬の生命線を体験する貴重なチャンス!


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場合によっては屈んで歩く場所もあるという狭いトンネル。
このすぐ先が、
食料品や色々な資材を背負い宇奈月からの20kmを通う、
過酷なライフラインの終点です。


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語りつくせない貴重な体験を終え、欅平駅の改札口に向かいます。
長いホームを歩いているとEHR形機関車が牽く普通客車のみの編成が転線してきました。


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まだお昼前ですが、この天候で散策を早めに切り上げ帰る人もいるようです。
乗車の人の流れに逆らうように改札口へ。


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このパノラマツアー、往復の列車が指定されているのですが、
帰路は空席があれば変更することができます。


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で、改札を出て最初に向かったのが出札口。
せっかくの欅平をもう少し楽しむべく、
2本後の列車に変更します。


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料金追加で車種の変更もできるので、
帰りは密閉客車を体験すべくリラックス車へ。


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さて、ここではお昼と散策を楽しむ予定でしたが、
雨は本降りになっています。
とりあえずは売店や喫茶のある構内の観察。


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息子がもう少し小さかったら間違いなく買っていましたね。


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2階は食堂があり、お昼時間とあって大変混雑していました。
私たちは少し時間に余裕をもったので、
食事は後で摂ることに。


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2階から見た駅前広場。
まるでロータリーがありそうな立派な広場ですが、
深山の山肌を切り開いて作られた秘境の地です。

=続く=

 

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