ぐうたら鉄雑記

Yahooブログから引っ越してまいりました。 イマイチ行動力が足りない親父鉄の行動記です。

2016年06月

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バイパス化されていない区間は、
大型車同士の行き違いには神経を使う規模の山岳道路。
線形改良されて街道としての機能は向上しましたが、
沿道にあった名所「おいらん淵」は人が近づくことの出来ない
幻の史跡となってしまいました。
まあ、観光地としては色々難のある史跡だった事は確かですが・・・。


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山区間で唯一の街、丹波山にある道の駅で休憩。


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お釜のようなキャラクターがあちこちに。
これは何、と息子にも聞かれましたが・・・


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これこそ丹波山村のマスコットキャラクター、
「タバスキー」です!
何でも、この地でのUFOの目撃情報や、「丹」の字をモチーフにしたキャラだとか。


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道の駅自体は特産品直売所や日帰り温泉などが隣接され、
近年郊外で流行っているタイプの施設です。
が、ここで見つけたニチレイの自販機は特筆物でしょう。
何しろこの街道、奥多摩市街地から塩山市街地までの間、
コンビ二はもちろん、飲み物の自販機もろくにないのです!
早朝夜間に通る際は貴重な食料補給場所です。


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丹波山の中心街を越えて少し行くと、
いつの間にか渓谷の水面が上がっていることに気付きます。


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ここはもう奥多摩湖の湖頭。
しかしまだ丹波山村なので街路灯に「タバスキー」が居ます・・・。


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そして橋を渡り、東京都へ。
この付近から小河内ダムまでは、
奥多摩湖沿いのクネクネ道になります。


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小河内ダムを過ぎると、その直下となる付近で頭上を通る謎のガーダー橋。
もちろん実体は謎でもなんでもなく、
「水根貨物線」の架道橋です。
小河内ダム建設の資材運搬のため東京都水道局の貨物線として活躍したこの路線、
ダム完成後は実質的な廃止線となりましたが現在も扱いは「休止線」であり、
西武鉄道を経て奥多摩工業の所有となっています。


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国道からも目立つコンクリート橋。
首都圏の(実質的な)廃線跡としては西武の「安比奈線」と並ぶ有名処です。


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国道は奥多摩の市街地に入っていきますが、
今では多摩川右岸にバイパス道路が開通して通過時間も大幅短縮。
ただしこの区間は国道でも青梅街道でもありません。
余談ですがこの「青梅街道」、
新宿から青梅まではともかく、
青梅を過ぎても「奥多摩街道」や「丹波山街道」「塩山街道」とは呼ばれず「青梅街道」のままです。
「青梅に行く街道」というより、
甲州街道のバイパスとして「青梅を通る街道」という意味で名づけられたのでしょうか。


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などと考えながら山道を走り、
どうにか日没とほぼ同時に帰宅しました。
今日の帰りを急いだのは花火大会の為。
季節はずれのローカルな花火大会ですが、
私にとっては夏の始まりを告げる風物詩なのです。


<終わり>




 

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塩山から奥多摩へと向かう青梅街道。
盆地の北縁を長い上り坂で貫く、独特の雰囲気の街道です。


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盆地から山地へと登る九十九折れは、近年バイパス化工事が進んでいます。


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大変走りやすい道路へと生まれ変わっていますが、
国道昇格前に整備された区間もまだ残っています。


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ここは奥秩父山隗の南端に位置するエリア。
県境でも中央分水でもないただの峠ですが、
ここは標高1500m近い高所。


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天気が良ければ富士山が綺麗に望めます。
この日はイマイチの視界でしたが、
空気が澄んだ朝、奥多摩側から来た時に出会う富士山は感動もの!


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峠とは言っても盆地と山地の境界のため、その前後で比高が大きく違います。
そのためトンネル等は無く小さな切り通しと青看があるのみ。
山歩きの入り口にもなっており、公営駐車場の直下には昔からの茶屋があります。


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高校生の頃から眺めている茶屋。
しかし朝夕に通ることが多く、
自販機以外利用した事はありませんでした。
この時は初めて店内に入り、土産に瓦せんべいを購入。
我が家の子供たちは瓦せんべいが好物なのです・・・。


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かつては塩山から丹波山を越え奥多摩までを結ぶバスもあったと聞きますが、
今は塩山から季節運行の2往復が走るのみ。
それでも峠を越えて先の集落まで路線が伸びており、
今日のような日は多くのハイカーが利用しているようです。
ここまで登ってくる途中で駅行きの便とすれ違ったのですが、
カーブでいきなり出会ったので写真を撮ることが出来ませんでした・・・。


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峠を越えて深山のドライブウェイを走ります。
近年整備された道路はまさに高原のハイウェイ。
この周辺は多摩川水系の水源地となっています。
都会とは全く繋がりを感じない光景ですが、東京の水道を支えている山なのですね。


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と、途中でなにやら古いバスの車体が視界に入りました。


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車を停めて観察に。
残念ながら近寄ることが出来ないので、
望遠レンズが大活躍です。
これは日野の小型バスでしょうか。


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そしてこの場所の目玉、
国道からも目立つ場所に置かれたアメリカンテイストのこの車体。
腕木式方向指示器が目立つ年代物ですが、富士重ボディーを乗せたコンドルシリーズとも違うし・・・。
「EAGLE」のエンブレムを頼りに調べたところ、
「コンドル」シリーズの後に登場した、同じミンセイの「イーグル」シリーズと判りました。
日産ディーゼルになる一世代前のバスですね。


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半世紀以上を経た車体の後ろには、先程の日野車とは別の車体が見えています。
こちらはやや新しい感じで、
現役時代を知っていそうな気がするデザインなのですが思い出せません・・・。
「その筋」では知られた廃車体のような気もするので、
後日「その筋」に詳しい友人に尋ねてみることにします。


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意外な場所での廃車体観察を切り上げて国道を東に向かいます。
この区間もいたるところで、バイパス化工事と災害防除工事が進められていました。
400番台の国道ですが、
この道路の重要性はかなり重く見られているようです。

=続く=




 

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ここからは鉄分がほとんど無い記事になります。
ごめんなさいm( _ _ )m


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下吉田から河口湖にやって来ました。
富士山は見えないながらも、少しは観光気分の盛り上がる湖畔で小休止。


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かつては有料だった河口湖大橋を渡ります。


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そのまま富士五湖エリアを背にし、
こちらもかつては有料だった御坂トンネルをくぐって甲府盆地へ。


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御坂みちを盆地へ降りる途中、リニア実験線と交差します。
私の世代は、ここが営業線になる姿を見るのは難しそうです・・・。


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盆地に降りてすぐ、「ももの里温泉」の看板が眼に入りました。
全く下調べの無かった場所ですが、
なかなか良さそうなロケーションと比較的空いていそうな雰囲気なので立ち寄ることに。


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駐車場脇に温泉スタンドがあります。
100円の表示がありますが、何とその量は100リットル!
タンクから伸びているホースも、
明らかに素人が使うそれには見えません・・・。


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ペットボトルはともかく、
ここでは18ℓポリタンクも「小さい容器」の部類になるようです・・・。


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さて、お昼もだいぶ過ぎているので、
入浴前に腹ごしらえ。
食事処のメニューも豊富でしたが、
その中でもちょっと特色のある「冷やしおろしそば」と「もつ丼」を注文しました。
どちらも美味しくいただきましたが、「モツ丼」はまあ見たとおりのお味です。


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食事の後は温泉へ。
内湯も外湯も大変良いお風呂で、
ノンビリくつろぐ事ができました。


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観光ずれしていない静かな温泉を堪能した後は、
青梅街道で甲府盆地を後にしました。

=続く=




 

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381レ 快速「富士登山電車1号」 1200形「富士登山電車」2両

大勢の観光客を乗せた観光電車がやって来ました。


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他の優等列車は通過となる下吉田ですが、
「富士登山電車」だけは停車しています。
この日も交換待ちの停車時分を利用して、
記念撮影やスハネフ14の見学をする方々の姿が見られました。


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やって来た上り列車はフジサン特急。
かつては新宿や多摩センターでニアミスをしていた車両同士の並びです。
考えてみると、現在富士急で活躍する譲渡車両の全てが、
時期の相違こそあれ新宿に顔を出していた車両たちなのですね。


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706レ 「フジサン特急6号」 8000系3両

ハイデッカーの広い腰板を埋めるイラストも賑やかな元RSEが、
ゆっくりと通過していきました。


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2号車の一部はバリアフリー対応のため大きく改造されています。
床面を下げた部分の客席は窓も超大型で、
開放感がありそうですね。


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私はこちら側の顔が好きです。


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下吉田駅をもっとゆっくり見たい気もしましたが、
前述したように先の予定があるため、この辺で車を走らせます。
ブルートレインテラスは再訪した時の楽しみにとって置きましょう。
(そういって、なかなか来たためしが無いのですが・・・)

=続く=




 

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お目当てのものは一通り撮影し撤収しようと思ったところ、
もう一本上りを撮りたいという息子のリクエストで「がんじゃ踏切」へ。
線路と並走する道を富士急行の社用車が通り過ぎました。
過酷な条件の路線ゆえ、
巡回も色々な方法で念入りに行われているのでしょう。


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付近をぶらぶらしながら時間をつぶしていると、
自転車で通りかかったおばあさんから声をかけられました。
カメラをぶら下げている我々を見てその目的は承知していた様で、
「これがあると便利でしょう。」と言いながら戴いたのは時刻表。
よく旅館のフロントや食堂の壁に張ってあるアレです。
そういえばJR直通快速を撮影中にも、
脇で農作業なさっていた方から「今日はいっぱい電車が来るねぇ、いい写真は撮れましたか。」
と声をかけて戴いた。
最初に出会った方といい、この付近の皆様はなぜか撮影者にとても優しいのです。
静かに生活している街中では明らかな邪魔者であるはずの我々を、まるで歓迎しているかのように。
迷惑駐車や私有地立ち入り、道路の占拠など、撮影者の傍若無人な振る舞いで
沢山の被害を被ったと思いますが、いがみ合うより友達になろう、という
広い心で接してくださっているのだと思います。
この気持ちを裏切ることの無い振る舞いをしなければ、
と、マナーの大切さを改めて考えさせられました。


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18レ 6000系3両

6000系が40‰勾配を降りてきました。
実は1000系が戻ってこないか、との期待でもう一本上りを待ったのですが、
やはり単純な折り返し運用ではないのですね。


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15レ 6000系3両

待って入れはNEXなどが来るのですが、この日は夕暮れまでに帰宅したかったので撤収することにします。
車に戻る途中、三つ峠交換の下り列車がやって来ました。


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その後は甲府盆地に向かおうと、一旦河口湖を目指しました。
の途中でふと見えたのが下吉田駅の立派な駅舎。
そういえば、富士急の駅は全く見ていないので寄ってみようと道を曲がると、


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そう、
忘れていましたが、
ここは例の14系客車が保存されている場所でした。


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おお、こちらには169系三鷹色の先頭部。


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調べたところ、パノラマアルプスの補修部品取り用として譲渡された編成だったようです。


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と、廃車体観察をしていると「富士登山電車」が大月から戻ってきました。

=続く=




 

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