ぐうたら鉄雑記

Yahooブログから引っ越してまいりました。 イマイチ行動力が足りない親父鉄の行動記です。

2010年11月

先週の日曜、午後に時間がとれたので京葉線に再訪した。
 
といってもあまり時間があるわけでもなく、95運用の時刻だけを調べ陽も傾いた中での駅撮りである。
 
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新木場駅に出向き、正面だけでも順光となる上り列車を狙う位置に身を置いた。
最初にやって来たのは武蔵野線からの直通列車。
 
    次に201系が来てくれた。
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下り列車の向こうに「スカイツリー」が見える。
E233には20周年のラッピングとヘッドマークがあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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今ひとつ存在感が薄い(気のせいか?)209系。
こちらもしっかり装飾が施されていた。
 
 
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今度のダイヤ改正ではまたも房総特急が減ってしまう。
確かに、東京発着特急の中では気の毒なほどの乗車率であるようだけど…。
 
なかなかにバラエティー豊かな車両が拝める京葉線。
TDR臨などの楽しみもあり、根強いファンが多いのも納得できた。
 
さて、間も無くお目当ての時刻。発車案内に「14両3ドア」の表示を認め安堵する。
前回すべっているだけに期待を膨らませて待っていると…
 
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E331キター!!!
\(^^\)(/^^)/\(^^\)(/^^)/
 
 
失礼、取り乱してしまいました。
 
わかっていてもやっぱり興奮する希少形式、
せっかくなのでこのまま乗車し、ちょうど空いていたボックス席に息子と腰を下ろした。
 
・・・不思議な乗り心地だ。
 
ダイレクトドライブの走行音と小田急ロマンスカーを思い出す乗り心地、固めの座席が妙に現実離れした感覚を演出している。
もっとも、普通の利用者は気にしていない人も多いだろう、車内を見ても基本的にはJR東日本標準の通勤電車だ。よく見れば、見慣れた規格部品と妙に手作り感のある部品が同居した異空間なのだけれど…。
 
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東京駅で折り返しの時に車内の風景を一枚失礼する。
すぐに折り返し列車の乗客が乗ってきたので、多くを撮影することは出来なかった。
 
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特徴ある連接部。
枕バネを二組持つ、小田急とも違うタイプの台車を履いている。どちかというとTGVを思い出す。
 
 
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量産される望みもほぼ消滅し、ドア位置や保守面でも扱いにくい事この上ないはずである。いつ定期運用から外れても不思議の無い電車だ。
とはいえ、なぜか試作形式を名乗っていないこの車両、減価償却などの理由もあるとすれば簡単には除籍されない望みもある。
12月4日以降の運用がどうなるのかは知らないが、あらためてゆっくり体験したい電車だと思った。
 
 
 
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時代の流れと共に生まれてくるもの、消えていくものがある。
鉄道も例外ではないが、理由は様々だ。
 
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静岡の千頭森林鉄道
 
      長野の木曽森林鉄道
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他にも数知れない森林鉄道が、かつて日本中の山林で活躍していた。やがてトラックに主役の座を明け渡し、それも林業そのものの衰退と運命を共にしつつある。
 
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長野県の布引電鉄跡。中央に写っているホームの擁壁がお判りになるだろうか。こちらは鉄道ブームに乗って開業したものの不採算路線から脱却することが出来ず、経営難で散っていった悲しい鉄道である。
 
他にも、失われた鉄路はあちこちで数多く紹介されているので興味のある方は色々調べてみると面白いだろう。
 
 
 
もちろん、ただ廃止になるばかりでなく有効活用されている例もある。
 
 
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有名な嵯峨野観光鉄道は、線路の付け替えで廃止になった旧線を活用した観光鉄道だし、
 
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園内鉄道の扱いだが碓氷峠の廃線跡を一部活用した観光列車もある。
最近では門司港レトロ観光列車なども登場しており、歴史を残す文化が定着しつつあることが喜ばしい。
 
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でも、一番いいのは廃線にならないことである。東急の横浜~桜木町のような発展的廃線は(問題が無いとは言いにくいが…)仕方が無いかもしれない。赤字ローカル線の経営分離も止むを得ないだろう。けれど、整備新幹線の平行在来線問題のように、交通インフラの解釈を根本的に誤ったとしか思えないような施策を進めていくのでは国の将来が不安である。もちろん赤字路線に湯水のように資金をつぎ込めとは言わないけれど、3セクで残せばいいというものでもないはずだ。高速道路を通したら平行国道の整備をやめると言ったら国民は納得するだろうか?それと等しいくらいの暴挙である。おいしいところだけを中央が吸い取って、都合の悪いところは「受益者負担」と言いながら地方に押し付けるようなことを繰り返していくと「鉄路」どころか「活気のある国土」がどんどん失われていくばかりである。
 
 
 
 
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秋から冬へと季節の移り変わりを感じる冷え込みになった。
あったかい温泉がひときわ恋しくなる。
 
関東近辺では
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この電車で行く神奈川の温泉地と
 
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この電車で行く栃木の温泉はひときわ有名である。
 
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少し足を伸ばすと…
 
 
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関東最奥の温泉エリアがある。
 
ここには日帰り温泉施設もあり、露天風呂からは絶景が望める。
 
なにが絶景かというと…
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真上に線路が見える!
 
これは日帰り施設ではなく宿泊した宿から撮ったものであるが、その風呂にも「電車が見える温泉」と大々的にPRがあった。
 
車両のバラエティーは少ないが、時間が合えば気動車も望める。
 
家族サービスにもなるし一石二鳥!?
 
 
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この前の日曜日、急に時間が取れたので息子と出掛ける事にした。
乗りに行くか撮りに行くか悩んだが、天気予報を調べて信州に撮りに行った。
私は普段あまりこだわった写真は撮らず、もっぱら駅での撮影が基本である。
普段着の姿を残したい。周囲には"鉄道風景の記録"と称している。
 
実は技術と情熱が無いだけである…
 
とはいえ、たまにはPCの壁紙程度にはなる風景を収めたい。いわゆる"撮り鉄"の方の技術と行動力には到底及ばないが、ほぼ一年ぶりに息子と「撮り」に出掛けた。
 
当初は北アルプスを背景に「リゾートビューふるさと」を撮ろうと思った、しかし大糸線を上るのは午後である。そこで篠ノ井線で狙うことにした。
早朝にセットしたアラームで目が覚める。こういう時だけは息子も目覚めが良い( ^ ^ !)
1,000円高速の恩恵を受け麻績ICまで快走、まずは道の駅「坂北」に向かった。
 
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残念なことに付近は霧、せっかくの秋晴れも台無しである。
もっと山あいならば風情もあるが、市街地ではイマイチしまらない。撮影ポイントを探しながら松本方面に移動、西条駅の上り方に完全な順光では無いがそこそこの場所を見つけた。e392cc76.jpg

 
車を止めたところで上り「しなの」がやって来た。フェンスがうるさいがこれより上っても市街地になるばかりだし、この場所で狙うことにした。
 
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篠ノ井線は本数があるので待ってる間も退屈しない。
少しずつ場所を変えながら撮影し、ポジションを決めた。
 
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ここは下り列車の方が絵になる気がする。
といって今更探しなおすのは無理だし、大糸線まで行けば時間は有るけど陽射しが難しくなる。今日はレトロ客車も走るので良いポイントはすでにいっぱいだろうし…。
 
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手前の荒地が気になるけれど、ここで待つことにした。2両編成だから架線柱の半車手前でちょうどいいだろう。
 
そろそろ来るかな、息子と話しながら信号を見る。トンネル内の閉そく信号と西条駅場内の中継信号が見えるので接近がわかるのだ。
 
 
 
しかし、時間が近づいても信号が変わらない。いやな予感がする…。
 
とうとう松本駅の到着予定時刻を過ぎた。大糸線の時刻表コピーを確認すると、
 
「11月6,7日を除く毎日運転」
 
やっちまった… orz
 
別の記事で「ほぼ毎日運転」の記載を読み、検査のために平日運休があるとばかり思い込んでいた。
ダウンロードした篠ノ井線の時刻表には運転日が明記しておらず、まったく確認をしていなかった。大失態である。初歩の初歩以前の問題である。
 
仕方ないのでしなの鉄道にでも行こうかと思ったが169系の運用は調べていない。
 
息子が松本に行きたいというので聞いてみると、バスターミナルでしか売っていないグッズがあるという。市街地に突入するのは気が進まなかったが、来ない列車に付き合わせた埋め合わせに連れて行った。
せっかく南に向かうならと少し足を伸ばし、大糸線を撮りに行った。
行き当たりばったりで見当をつけ踏切脇に車を止めた。時刻表を見るとちょうど数分後に上り列車がある。
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リレーボックスが邪魔だが、ススキと北アルプスを写しこんだ絵が撮れた。低気圧通過後の快晴に輝く北アルプスには及ばないけれど、午前の上りに花形列車が無い現状ではまあまあ目的達成である。
 
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その後松本駅前に向かい、バスターミナルで土産を買い求めた。
 
息子が欲しかったのはオリジナルトミカ。
ここでしか売っていないといっていたが、後で調べたら公式サイトでしっかり販売していた…
 
まあ、お出掛け記念にはいいだろう。
 
 
 
お昼も回っているが市内で適当な店が思いつかない。本当は東信地域の日帰り温泉で食事&入浴を考えていたが、ここからでは時間が掛かる。そこで高速に乗り、みどり湖PAに寄った。ここのスナックコーナーは観光色がないガッツリ系メニューで値段も安い。友人との旅行で何回か立ち寄ったが、主にトラッカー相手と思われる穴場である。もちろんこの日は観光客も多かった。
私の自宅は関越道からのアクセスが便利で、郊外で降りるため激しい渋滞にあまり遭遇しない。しかし今日はあえて中央道経由をとった。もう一つの予定である温泉も達成したかったからだ。
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諏訪湖SA温泉施設。
今まで入る機会がなかったが、こういう時こそ立ち寄ろうと思った。今日を逃すと次のチャンスは判らない。
 
あまり広くはなく露天風呂も無いが、諏訪湖を望む絶景の浴室に満足。休憩室も6畳程度のスペースしかないがリフレッシュには好適な施設だ。
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脱衣所にあった扇風機の表記にプチ萌え。
 
 
残念ながらあまり利用者が居ないのが気になったが、先を急ぐ高速道路では無理からぬことだろう。SAがハイウェイオアシス形式になれば人気も出ることと思う。
 
 
覚悟はしていたが、帰りの渋滞は予想以上。甲府盆地で高速を降り、秩父への山道を通って帰宅した。
 
本日の教訓
「列車撮影の際は運転日を確認しよう。」
↑当たり前だ!
 
オマケ
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30年前の大糸線(梓橋駅)
(退色した紙焼をスキャン。見苦しいのはご容赦。)
 
 
 
 
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ようやく秋晴れの日が続くようになった。
けど、先立つ物と時間の都合がつかず、出掛ける事もままならない。
 
仕方が無いので以前の写真を眺めて思いを馳せる。
 
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この時は友人と3人で温泉&郵便局旅行。
せっかくなのでリバイバル色が走り始めた大糸線も狙ったが、この日運用についていたのは大糸色だった。逆にこの塗装の記録が貴重になるとは思わなかった。
 
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その後、列車で帰る友人を送るため大町駅に向かい、時間調整のため踏切脇で撮影。
この場所での、この列車が見納めになるとは思わなかった。
 
ほんの数年でダイヤも車両も大きく変化する昨今、何気なく撮った写真が意外と貴重な記録になっていることも多い。
 
撮りに行くのは楽しいけれど、見返すこともまた楽しいものだ。
 
 
 
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