ぐうたら鉄雑記

Yahooブログから引っ越してまいりました。 イマイチ行動力が足りない親父鉄の行動記です。

2010年08月

富山 続き
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約2年ぶりに訪れた富山駅は新幹線の工事が本格的に始まっていた。ターミナル駅としては小ぶりな仮駅舎を通って外に出る。この工事が終わるのは北陸本線が幹線としての使命を終えるときだ。40分程の乗り継ぎ時間を利用してコインロッカーに荷物を預け、その足で市内線とバス、富山ライトレールに乗れる一日フリーパスを買っておく。大人800円で地鉄の富山~南富山間にも乗れ大変お得!特選街で土産の下見をしてから駅前をぶらついていたら息子が妙な事を言う。
「ねえ、JR西日本は海も走ってるの?」
???宮島航路の事でもなさそうだし・・・
「これだよ、これ!」
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なぜか「北」が消えている・・・
息子よ、「海地域鉄道部」は無いと思うぞ・・・
 
富山10:44→高岡11:10 540M(413系3両)
駅舎内にあるコンビニタイプの売店で昼食を買ってから入場、改札前で出発ホームを確認する。跨線橋やホームには発車案内表示器が無いので要注意!ホームに行ったら今度は乗車位置の案内が無い。いや、足元に表示があるのだが、どの乗車位置が目的の列車に対するものかわからない。(先頭車は弱冷車なので)停止位置目標から2両目の見当をつける。普通列車用の乗車位置目標は車端2ドア用と中央寄り2ドア用らしき2種類があり、形式を調べてあったので中央寄りに並ぶ。これでは常連さんとマニアしか整列乗車できないよ・・・。このあたり、国鉄時代からまったく変わっていない気がする。
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先頭にクハ455が付いていたら弱冷車でもダッシュしようと思っていたが標準の編成が来た。富山で大半の乗客が入れ替わり車内はこんな感じ、短い乗車時間だがくつろぐ事が出来た。
 
高岡11:30→氷見11:57 535D(キハ40 2両)
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初めての氷見線、高岡色とハットリくんの2連だったが高校生で結構混んでいる。
 
以前から何で魚に乗っているかと思っていたが、間近で見てやっと気が付いた、ここは氷見だ!515bb048.jpg

ブリなんだ!
 
ハットリ君は子供の頃から好きではないが
 
このブリは気に入った!
 
と感動しながら高岡色に席を取った(笑)
 
別に、車内にたいした違いは無いんだけれどね・・・
 
外から見た乗客の姿を想像するとどうにもね・・・
 
 
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はじめて見る扇風機スイッチに息子は興味しんしん、たしかに、21世紀の今までこのような仕様が残っているのは奇跡かもしれない。栓抜き(これは意外とまだ残っている)、冷水器や灰皿(共に絶滅危惧種)などと一緒に、かつては当たり前でもいつの間にか消えてしまう車内設備のひとつだと思う。
鉄道会社には冷房が暑い寒いといった苦情が絶えないそうだが、いっそこのように自由にさせてしまうのも手かもしれない。
スイッチの主導権をめぐって、乗客同士のトラブルが絶えないだろうけどね・・・
 
 
 
高岡12:05→氷見12:34 534D(キハ40 2両)
改札を出ることも無く折り返し列車に乗車、空いているうちに海を見ながら昼食を摂った。金沢で買った削り昆布がまぶしてあるおにぎり、美味しいけれど飲物が欲しくなる。それにしてもハットリ君の車内放送が耳障りだ・・・。
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旧コンテナターミナルを見て鉄道の現況を思い知る。今はフォークリフトの講習会場に使われているようだ。更地にされ存在さえ忘れられる施設が多い中、何かに活用される施設はまだ幸せだろう。
高岡に近づくにつれ、車内はふたたび高校生で賑いを見せる。
 
その6へ続く
 

直江津→富山 続き
今話題(?)の419系。一時期「鉄」の看板を下ろしていたこともあり、今まで乗ったことが無かった。その生い立ちから現況は各所で紹介されているのでここでは触れないが、期待通りの魔改造ぶり。この電車と初めて出合ったのはやはりここ直江津だった、そのときの姿を一枚。
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感動はほどほどにして席を探す。やはり海側は一杯、日のあたる山側も固定窓は既に一杯だったが、無理やりユニットサッシをはめ込んだ席はいくつか空きがある。先頭車は弱冷車なのでパス、せっかくなので中間車に席をとった。まあ、この席はこの席なりの楽しみがある。慌ただしく乗り換えた18きっパー旅行者を乗せ、やはり席が半分埋まるくらいの乗車率で発車した。
 
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で、楽しみの一つ目がここ、トンネル駅で有名な筒石。上り列車は山側がホーム側になる。イマイチ視界が悪いユニットサッシもこのときばかりは大活躍。以前旅行の際に友人とここで待ち合わせ、車を外に止め入場券でホームまで下りた事を思い出す。
 
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楽しみの二つ目、デッドセクション。ここでせっかく乗った中間車ならではの、空気遮断機の動作音を堪能する。今や首都圏では室内灯が消える列車も少ないし、次は夜に通過したいなぁ。
 
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楽しみ三つ目の立山連峰は不発。週間予報では雨の可能性が高かったので、降っていないだけでも良しとしよう。それに晴れていたら眩しくてカーテンを開けられなかったろうし(負け惜しみ)
列車は平野部を快走する。魚津からは一気に人が増えて立ち客もちらほら、大きな荷物を持った人や家族連れも多い。やがて県都・富山に到着、富山近郊から乗った旅行者の多くが3分接続のサンダーバードに乗り換えていた。チャレンジャーだなぁ・・・
 
その5へ続く
 

長岡6:42→直江津8:07 1324M(115系3両)
なんとこの時間が直江津行きの始発列車!全座席の4割が埋まる程度の乗車率。いつもこの位なら18切符の旅も快適であるが・・・
経営的にはかなわないだろうなぁ。
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車端部に表記された車番、丁寧なニューアルがされた編成で座席も快適、息子は睡眠不足を補うべく横になってしまった。、半数以上の乗客が眠っている静かな車内、独りで車窓を見ながら朝食を摂る。
列車は山仕様の本領を発揮し、意外なほど秘境ムードが漂う塚山峠を越える。平野部におり、徐々に乗客を増やしながら柏崎に着いたが・・・、あれ、意外と旅行者が乗ってこない?新潟から越後線に乗り換えた同志たちが大量に乗ってくるのを覚悟していたけど弥彦線をめぐっているのかな・・・。直江津での座席争奪戦に光明が見えてきた。
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そのつもりは無かったけど、いざ来たらやっぱり撮ってしまったこの一枚。「高校教師」って知っている(覚えている)人はどの位いるのだろう。
この区間を乗車するのは実に久しぶり、前回は「白山」の食堂車から冬の日本海を眺めて一杯やっていた。「はくたか」の間違いだろうって?いえいえ、その日は豪雪で、上越線経由の迂回運行だったのです。いずれにしても、国鉄世代にしか通じないような遠い昔のお話・・・。
そんなこんなでまもなく直江津。目指す列車は乗り換え6分、しかも長野方面、ほくほく線方面からの列車は既に着いており、この列車が最後の接続列車で分が悪い。マナー違反をせず、かつ迅速に乗り換えボックス席を確保せねば(汗)。目が覚めきらない息子に注意を促し、珍しく停車前に席を立つ。
 
直江津8:13→富山10:04 538M(419系3両)
どうにか先頭集団をキープし目指すホームにたどり着く、待っていたのはこの電車。
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会いたかったよ食パン電車~(喜)
 
その4へ続く
 

8月17日
車中で日付がかわり高崎に到着、ホーム端の喫煙コーナーで一服していたら急行「能登」がやって来た。車内はガラガラ、18切符利用の可否が見事に乗車率に現れている。先頭車付近は撮影大会、489系末期の賑わいとは比べるべくも無いが、両列車とも臨時化された今ではやはり貴重なワンショットを皆がカメラに収めている。それにしても、この春まではあちらの車両がムーンライトだったのかと思うと微妙に損した気分。「能登」に先を譲り程なくしてこちらも発車、いよいよ関東平野脱出を目指す。
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息子は渋川通過前に眠りについた。私も水上までうつらうつらしていたが、それにしても冷房が寒い!ルーバーを全閉にしてもまだ寒い。息子にタオルを掛け、私も土合通過を確かめた頃眠った。その後、越後湯沢の運転停車は気付いたが、後は新津あたりまでゆっくり眠ろうと思っていた。
が、
「♪~皆様おはようございます、まもなく長岡、長岡です!」
 
爆音量の車内放送ですっかり目が覚めてしまった(泣)
もっとも減光もされない車内、16分もの停車時間では目が覚めるだろうとは思っていた。せっかくなのでホームに出て一服&撮影。今回、予想以上に一服の機会が多いなあ。なんかタバコばっかり吸っている気がする(そう思うなら止めろ!)。車内をはじめ喫煙できる場所がほとんど無いので、喫煙コーナーを見るとつい火をつけてしまう。これが出来るのも来年の春まで、喫煙場所の廃止は利用率と関係なく世の流れである。この後新潟まで親子でうつらうつらしていた。
 
新潟5:18→長岡6:31 420M(115系2両)
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新潟到着後ムーンライトの利用者は主に村上行き快速に乗り換え、かと思ったらそうでもなく、意外にも2両の越後線が大人気、多数の立ち客を出し発車していった。あの人たちと柏崎で再会するのかなあ・・・。私たちは再び長岡まで折り返す。こうしないと長岡からの信越線まで時間がありすぎるのだ。始発の上越線は2両だが各ボックス2~3人とロングシートが半分埋まるくらいの乗車率、意外と利用者が多く立ち客もちらほら。空いていても相席を嫌ってか立っている。こういう方々の意見がE127系などに反映されているのだろう。ボックスの相席は嫌だがロングシートで隣の人と触れ合うのはOKというのがどうにも理解できない。新津で磐越西線へ向かう同志(?)が降りた後は空席が目立ったが三条あたりから再び立ち客が出て、部活らしき高校生を大勢乗せて長岡に着いた。
 
その3へ続く

久しぶりに18切符をつかって出掛けた。目的は419系と富山県営渡船、路面電車めぐりだ。今回は息子と二人の乗り鉄旅行、あまり欲張らない計画を立て(たつもり・・・)夜行列車で出発した。
 
2010年8月16日
新宿23:10→新潟4:51 「快速ムーンライトえちご」(183系)
新宿構内で飲物とつまみ、朝食を調達。コンビニ化された売店は品揃えも豊富で便利だが、猛暑で売れ行きが良すぎるのかビールやサワーがみんなぬるっこい。まあ、冷房の効いた車内なら我慢できるだろう・・・。
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奇跡的に残っている喫煙コーナーで一服した後5番線に向かう。待っていたのはあずさ色の183系(ダイヤ情報で調べたのでわかってはいたのだけれど)、久しぶりの国鉄型特急だ。満席ではなかったがかなりの乗車率で、ピッチの狭い簡易リクライニングシートに安眠は期待できない。もっとも「快速」なのだから贅沢は言えません。小さい子連れのファミリーも居たが、たしかに座席を向かい合わせに出来る人数で乗車したほうが楽かもしれない。我が息子は初めての座席夜行に緊張している。雑然とした車内に、かつての夜行列車のようなまったり感は無かった。
 
その2へ続く

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