富山 続き
約2年ぶりに訪れた富山駅は新幹線の工事が本格的に始まっていた。ターミナル駅としては小ぶりな仮駅舎を通って外に出る。この工事が終わるのは北陸本線が幹線としての使命を終えるときだ。40分程の乗り継ぎ時間を利用してコインロッカーに荷物を預け、その足で市内線とバス、富山ライトレールに乗れる一日フリーパスを買っておく。大人800円で地鉄の富山~南富山間にも乗れ大変お得!特選街で土産の下見をしてから駅前をぶらついていたら息子が妙な事を言う。
「ねえ、JR西日本は海も走ってるの?」
???宮島航路の事でもなさそうだし・・・
「これだよ、これ!」
息子よ、「海地域鉄道部」は無いと思うぞ・・・
富山10:44→高岡11:10 540M(413系3両)
駅舎内にあるコンビニタイプの売店で昼食を買ってから入場、改札前で出発ホームを確認する。跨線橋やホームには発車案内表示器が無いので要注意!ホームに行ったら今度は乗車位置の案内が無い。いや、足元に表示があるのだが、どの乗車位置が目的の列車に対するものかわからない。(先頭車は弱冷車なので)停止位置目標から2両目の見当をつける。普通列車用の乗車位置目標は車端2ドア用と中央寄り2ドア用らしき2種類があり、形式を調べてあったので中央寄りに並ぶ。これでは常連さんとマニアしか整列乗車できないよ・・・。このあたり、国鉄時代からまったく変わっていない気がする。
先頭にクハ455が付いていたら弱冷車でもダッシュしようと思っていたが標準の編成が来た。富山で大半の乗客が入れ替わり車内はこんな感じ、短い乗車時間だがくつろぐ事が出来た。
高岡11:30→氷見11:57 535D(キハ40 2両)
初めての氷見線、高岡色とハットリくんの2連だったが高校生で結構混んでいる。
ハットリ君は子供の頃から好きではないが
このブリは気に入った!
と感動しながら高岡色に席を取った(笑)
別に、車内にたいした違いは無いんだけれどね・・・
外から見た乗客の姿を想像するとどうにもね・・・
はじめて見る扇風機スイッチに息子は興味しんしん、たしかに、21世紀の今までこのような仕様が残っているのは奇跡かもしれない。栓抜き(これは意外とまだ残っている)、冷水器や灰皿(共に絶滅危惧種)などと一緒に、かつては当たり前でもいつの間にか消えてしまう車内設備のひとつだと思う。
鉄道会社には冷房が暑い寒いといった苦情が絶えないそうだが、いっそこのように自由にさせてしまうのも手かもしれない。
スイッチの主導権をめぐって、乗客同士のトラブルが絶えないだろうけどね・・・
高岡12:05→氷見12:34 534D(キハ40 2両)
改札を出ることも無く折り返し列車に乗車、空いているうちに海を見ながら昼食を摂った。金沢で買った削り昆布がまぶしてあるおにぎり、美味しいけれど飲物が欲しくなる。それにしてもハットリ君の車内放送が耳障りだ・・・。
高岡に近づくにつれ、車内はふたたび高校生で賑いを見せる。
その6へ続く